「福井プレサレ、初出荷記念披露パーティー開催!」
たかすオハナ牧場でこの一年間大切に可愛がり育ててきた羊を6月29日に初めて出荷しました。
その記念の披露宴を7月17日、福井市高木中央にあるフランス料理店「ラジット」で開催したのです。
牧場をそれこそ杭打ち柵付けの最初からあれこれ力を貸してくださった方々もたくさん出席してくださいました。
感無量です。
私達人間の肉体は100%食べたものでできています。
同様に羊たちの身体も100%食べたものでできています。
飼料がいかに大事か、畜産業に関わって一層その思いを強くしました。
「何が混じっているか分からない配合飼料は絶対食べさせない!」、という決意で、32キロ離れた豆腐屋さんから搾りたてのオカラをもらいに行き、湧き水で育てたコシヒカリのくず米をくださるという農家にこれまた30キロ車を飛ばし、コシヒカリの米ぬかはできるだけ精米したての新鮮なものをもらいに行き。
エサとしての水準が高いにもかかわらず捨てられているこうした余剰生産物こそ家畜を育てるために循環させるのがSDGsとしても大切です。
ウクライナ侵攻で家畜の飼料が高騰しています。
でも、日本国内に毎日廃棄されている大量の余剰生産物が飼料として回ればどれほど畜産のレベルが上がることか分かりません。
次の出荷は1年半後。
海辺の牧場は海からの潮風が吹き、海水がミストとなって放牧場の野草に降り注がれます。
海水のミネラル豊富な土壌で育つ野草を食べて育ったオハナ牧場の羊はさながら「福井プレサレ」。
ちょっと本家本元には晴れがましいですが、自信をもってこれを名のりたいと思います。